青汁とプロテインを一緒に

いろいろな飲み合わせを気にされる方もいらっしゃいますよね。
たまに打消し合う成分が含まれていることもありますから、気にされる姿勢は大切ですね。
青汁は緑色葉のしぼり汁が原材料の食品ですから、食品同士の飲み合わせによって健康を損ねることはまずありません。
(ただし、お薬により青汁を飲まないほうが良い場合もありますので、お薬を常用されている方はまずお医者さんや薬剤師さんにご相談してみてくださいね)

青汁やプロテインを飲む理由は?

どちらも不足している栄養成分を補給するために飲まれていると思います。
基本は食事から摂るのが望ましいわけですが、野菜は一日350g以上を摂らないと一日に必要なビタミンミネラルなどの栄養素の補給が難しいです。
一日に必要なタンパク質はだいたい体重1kgに対しタンパク質1gといわれています。
これより少ないと身体は筋肉や骨を分解してタンパク質を生命維持に使っていきます。

牛肉100g中タンパク質はだいたい26gぐらいです。
プロテインというのはタンパク質100%のものです。
効率よく人体を構成する筋肉や骨などのタンパク質合成に使われます。
偏食やアレルギーなどで必要量のタンパク質を摂れないと、筋肉量も少なく骨も弱く虚弱な身体になりますから、プロテインで補うことは良いことです。
しかしプロテイン単独では身体は効率的に筋肉や骨に利用して身体作りができません。

ビタミン、ミネラルも身体作りには必要な栄養素です。
その意味で青汁とプロテインを同時に摂取することは効率的なわけです。
しかし栄養素が身体作りとして吸収されるにはバランスが必要なのです。

プロテインとアミノ酸の違い

プロテインとはタンパク質のことで、アミノ酸はタンパク質合成の材料です。
タンパク質を消化してアミノ酸に分解し吸収し、また身体の中で筋肉や骨の材料になるのです。
プロテインはタンパク質100%ですから、肉よりも効率の良いタンパク質です。
しかし身体の中で筋肉や骨に利用するには、タンパク質を消化分解する必要があります。
アミノ酸はタンパク質が分解されたものなので、すぐに吸収され非常に効率が良いです。
アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸があり、必須脂肪酸のうち一つが少なければ、他の必須アミノ酸は少ないアミノ酸の量に合わせてしか吸収されないので、必須アミノ酸9種類のバランスが重要なのです。
アミノ酸のいくつかだけをたくさんとっても無駄になります。
必須アミノ酸以外の非必須アミノ酸も身体にとって必要なアミノ酸です。
できるだけバランスの良いものを摂取したいですね。

とくに青汁の原料でケールや大麦若葉はアミノ酸のバランスもよくたくさん含まれています。
なんと黒酢よりアミノ酸量が多いとも言われています。
しかもビタミンやミネラルも多い青汁は身体作りに大切な栄養素をたくさん含んでいるわけですね。

青汁とプロテインを同時に飲むと不都合なこと

青汁とプロテインを同時に飲んでも、健康効果をそこねることはありません。
飲み過ぎは害がありますが、用法容量通りなら問題はありません。
ただし青汁のアミノ酸とプロテインでは吸収のスピードが違うので、同時に飲めばプロテインの遅い吸収スピードに合わさってしまいます。

アミノ酸とプロテインは吸収スピードが違うので飲む時間を変えたほうが良いです。
青汁は運動前に摂るとアミノ酸がすばやく分解され、青汁のビタミンミネラルとともにエネルギー利用されやすいです。
筋トレなど運動量の多い方は、運動で傷ついた筋肉を補修し維持し筋肉を発達成長させるために、運動後にプロテインを摂取します。

一般の方で筋トレもしない方は、よほど偏食でないかぎりプロテインを飲むのはどうでしょうか?
余分にとったプロテインは筋肉にならずに脂肪になってしまうのです。
つまり太ります。
青汁のアミノ酸と普通のバランスの良い食事で十分ではないでしょうか? 飲んではいけないことはありませんが、太りだしたらプロテインは止めたほうが良いです。

筋トレするなら青汁プロテインを摂りましょう

筋トレして筋肉量を増やし、基礎代謝を高めてダイエットしたい方には青汁とプロテインの摂取も効果的です。
筋トレの量とプロテイン摂取は、体重が増えだしたら少な目に調整してください。
もちろん青汁もプロテインも、飲みやすくするために糖分を入れては糖分も余分に摂れば脂肪に変わりますのでできるだけ糖分を控えてくださいね。

日々のサイズ測定や体重管理をして、食事内容で十分ならプロテインは飲まない、プロテインを飲むなら量を調整してくださいね。
これを機に青汁で太りにくい身体づくりを目指しませんか。

【参考】
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