「青汁の栄養素を知ろう」

バランスの取れた食事で健康維持

心身ともに健康な身体を維持するために欠かせないのは、バランスの取れた食事です。
肉や魚、野菜をバランスよく食べることで、栄養素を偏ることなく摂取し、筋肉や血、免疫系統を正常に保つことができます。
現代人の食事には野菜が不足しているため、特に意識的に野菜を摂るようにする必要があります。
厚生労働省は「1日350g」の野菜を食べるように勧めています。

野菜不足には青汁を

しかし、毎日350gの野菜を食べるのは、簡単なことではありません。
そこで便利なのが「青汁」です。
青汁には、私たちが野菜から摂取する必要のある栄養素が豊富に含まれているため、毎日飲むことで野菜不足をある程度改善することができます。
青汁に含まれる代表的な栄養素として、「ビタミンC」「カリウム」「食物繊維」を挙げることができます。
それぞれの栄養素にはどのような働きがあるのでしょうか?

ビタミンC

ビタミンCは、パセリやブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
そのため、緑黄色野菜をふんだんに使った青汁にも多く含まれています。
ビタミンCの働きとして、「抗酸化作用」「コラーゲン合成」「免疫力の強化」の3つを挙げることができます。

抗酸化作用

体内で合成される活性酸素は、ウイルスや細菌などの外敵から細胞を守るために必要不可欠な物質です。
しかし、ストレスや紫外線などによって活性酸素が過剰に増えすぎると、逆に細胞を老化させてしまうため、体に害を及ぼすものとなってしまいます。
ビタミンCの抗酸化作用によって、体内で活性酸素が過剰に生成されるのを防ぐことができます。
青汁にはビタミンCが豊富に含まれているため、青汁を飲むことで活性酸素の過剰生成を抑制し、肌のアンチエイジング効果を期待することができます。
また、免疫力を高めて風邪などの病気にかかりにくい体を作ることができます。

コラーゲン生成

皮膚の真皮層の約70%を占めるコラーゲンは、皮膚のハリや弾力を保つために欠かせません。
コラーゲンは食品から摂取しても、体内で一旦アミノ酸に分解されてしまいます。
そのため、体の中でもう一度コラーゲンを生成する必要が生じます。
ビタミンCはコラーゲンが合成されるときに必要な酵素の働きを補助する、「補酵素」として働きます。
コラーゲンをどれだけ食品やサプリメントから摂取しても、ビタミンCが不足すると合成ができずに無駄になってしまいます。
青汁を飲んでビタミンCをしっかりと補給して、若々しい肌を保ちましょう。

免疫力の強化

ウイルスや細菌から身を守るために必要なのは、鼻や喉などの粘膜を強化することです。
多くの菌類はこの粘膜から体に侵入してきて、細胞を攻撃します。
この粘膜を正常に保つことで、体内に侵入するウイルスなどを減らし、病気になりにくい体を維持することができます。
ビタミンCを摂取することで、粘膜を正常な状態に保ち、免疫力を高めることができます。

カリウム

カリウムには、尿を出しやすくする作用があり、尿が排出されるときにカリウムと同量の塩分を一緒に排出することができます。
このようにして不要な塩分を体外に排出することができます。
血液中の塩分濃度を正常に保つことにより、高血圧を防ぐことができます。
同時にカリウムには血管を拡張させる効果もあるため、血圧を下げることができます。

食物繊維

食物繊維は消化酵素によって消化されないため、腸にとどまって蠕動運動(便を排出する運動)を促進することができ、便秘の改善に効果を発揮します。
また、腸内で余分なコレステロールを吸着する性質も持っているため、体に吸収されるのを防いでくれます。

青汁で必要な栄養素を摂取(まとめ)

青汁には私たちの体に必要な栄養素がふんだんに含まれています。
青汁を飲んで、不足しがちな栄養素をしっかりと補いましょう。
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