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「青汁の原料ってなにがあるの?」
野菜不足と青汁
厚生労働省は、野菜に含まれている栄養素を適量摂取するために、一日350g以上の野菜を食べることを推奨しています。しかし実際のところ、毎日350gの野菜を食べるのはそう簡単ではなく、多くの人が野菜不足の状態になっています。
野菜不足を解消するために、青汁を飲むことはとても効果的です。
青汁を飲むことによって、不足しがちな栄養素を補うことができます。
青汁の原料
青汁の原料には以下のようなものがあります。・ケール
・大麦若葉
・明日葉
・長命草
・ヨモギ
・クマザサ
・桑の葉
それぞれの原料に含まれる栄養素や効能も異なっています。
ケール
最も代表的な青汁の原料で、青汁独特の「苦さ・青臭さ」はこのケールの味から来ています。しかし、並外れた栄養価の高さもこのケールの特徴です。
ビタミンC・E、食物繊維、ルテイン、クロロフィルなどの栄養素を豊富に含んでいます。
その栄養価の高さから、「野菜の王様」とも呼ばれています。
最近では豆乳やレモンが加えられて、味が調整されたケールの青汁も販売されているため、とても飲みやすくなっています。
大麦若葉
名前からわかるように、大麦の若い葉のことです。大麦若葉の青汁に含まれている独特な栄養素として、「SOD酵素」を挙げることができます。
スーパーオキシドディスムターゼの略で、活性酸素除去酵素とも呼ばれています。
SOD酵素は不要な活性酸素を取り除いてくれるので、細胞の老化を抑制し、肌のアンチエイジング効果を期待することができます。
明日葉
明日葉はセリ科シシウド属の植物で、成長がとても早く強い生命力を持っています。代表的な栄養素として「カルコン」と「クマリン」を多く含んでいます。
カルコンはフラボノイドの一種で、強い抗酸化力・殺菌作用をもっており、様々なサプリメントに含有されています。
カルコンには体内の老廃物を排出するデトックス効果もあるため、むくみ解消において力を発揮します。
クマリンは香り成分の一つで、血液サラサラ効果やアルツハイマー予防・改善効果をもっています。
長命草
長命草もセリ科の植物で、温暖な地域に生息する多年草です。「プテリキシン」という成分が含まれており、このプテリキシンは肥満予防に効果があることが分かっています。
ヨモギ
和菓子の中によく使われていて、とても馴染みのあるヨモギですが、体に不可欠な栄養素を多く含んでいるため、健康維持において有効的な植物といえます。血行を促進する効果があるため、体の免疫力を高め、病気になりにくい体を作ることができます。
クマザサ
クマザサには「バンフォリン」という細胞膜の成分が含まれています。このバンフォリンは細胞膜を修復する力を持っており、細胞膜を正常に保つことによりウイルスや細菌の攻撃から細胞を守ることができます。
また、癌細胞から細胞を保護することもできます。
桑の葉
桑の葉に含まれている「デオキシノジリマイシン」という成分は糖尿病の予防、ダイエットに効果があります。デオキシノジリマイシンは糖分が小腸から吸収されるのを遅らせる働きがあるため、血糖値が上昇するのを抑え、糖質が脂肪に変換されるのを抑制してダイエット効果をもたらします。
体に必要な栄養素をしっかり摂取(まとめ)
一口に青汁といっても、原料がそれぞれ異なり、含まれる栄養素や効能も違います。自分の体に必要な栄養素を見極めて、効果的に栄養を摂取しましょう。