ストレス軽減
青汁には、ストレスに対抗するために必要な成分や、リラックス効果のある成分が含まれています。青汁はストレス軽減に効果的です。
青汁には、ストレス軽減に役立つビタミンC・カルシウム・マグネシウムが含まれています。
ストレスを受けると、人間の身体はストレスに対抗するために副腎皮質ホルモンを分泌します。副腎皮質ホルモンの生成にはビタミンCが必要で、ストレス下では大量のビタミンCが消費されます。ビタミンCが不足すると、副腎皮質ホルモンの分泌が滞ってストレスに弱くなり、心身の不調が起こりやすくなります。
カルシウムには神経の興奮を抑えて精神を安定させる作用があり、ストレス軽減に効果的です。
マグネシウムには神経の働きを正常に保つ作用があり、ストレス下での精神安定に役立ちます。
こうしたストレス対処に役立つ成分が含まれており、青汁はストレス軽減に役立ちます。
また、青汁に使用される野菜には天然のGABA(ギャバ)が含まれていることが研究で明らかになっています。GABAはアミノ酸の一種で、神経の興奮を抑える作用があり、リラックス効果をもつことで知られる成分です。
GABAは体内でも生成され、GABAの生成にはビタミンB6が必要です。青汁にはビタミンB6が豊富に含まれており、GABAの生成を促進します。
青汁はリラックス効果のあるGABAを身体に補い、ストレス軽減に役立ちます。
青汁の主要な材料である大麦若葉を使った実験で、青汁のストレス軽減効果が確認されています。
ストレス負荷を与えたマウスに対して大麦若葉エキスを摂取させたところ、抗うつ薬の評価に用いられるマウスの不動時間が減少し、ストレスの減少が確認されたとする実験報告があります。
また同様の実験において、大麦若葉エキスの摂取により、ストレスによって発生するホルモンの血中濃度が減少したことや、脳内物質の量に抗うつ薬を投与したマウスと同様の変化がみられたことが報告されています。
さらに、大麦若葉を絞ったエキスの香りを被験者に嗅がせ、吸入前と吸入後の心電図と脳波を計測する実験が実施されました。その結果、吸入後では自律神経の副交感神経の活発化などの変化がみられ、ストレスを軽減する大麦若葉の効果が確認されています。